ラジオ、動画、楽曲で楽しむ小袋成彬。
音楽性、人間性、思考回路の幅を広げてくれる
今回は私にとって、知らない良い音楽を教えてくれる近所の兄ちゃん的な存在、小袋成彬(おぶくろなりあき)について紹介します。
1991年4月30日生まれ。ロンドン在住のアーティストです。株式会社Tokyo Recordings / AS EVER LIMITED代表取締役をしており、
自分のやりたいことができる環境を、自ら作っている、クレバーな自由人って感じですね。
2018年4月に宇多田ヒカルをプロデューサーに迎え、アルバム『分離派の夏』でメジャーデビュー。当時は宇多田ヒカルが初めてプロデュースしたとかで話題でしたね。そのあとノリでロンドン行って活動しているそうです。
一回話している姿見れば分かるんですけど、思考回路が一般的な日本人とは全く違います。まじでバイブスとかノリを楽しんでいこうぜ、そのためにはこれ必要だからやるよね、的な。まじフリーダムですよ。超楽しんでる。
とはいえ努力家で、2年でピアノ弾けるようになるなど、自分がやりたいこと、必要なことにしっかりと時間投資してスキル獲得していくスタンスも好きっすね。
ラジオ:FLIP SIDE PLANET
アーティストってどんな楽曲をどう楽しんでるんだろう?って知りたくないですか?
それを知れるのがこのFLIP SIDE PLANETというラジオ。
内容は、小袋成彬がおすすめのレコードを回して、「うぇ〜い、いいねぇ、いえ〜ぁ、最高〜」とノってるのを聞くだけです笑
ゲストもよく来ますね。まぁゲスト来ても「うえ〜い」の人数が増えるだけなんですけど笑
ポイントとしては、
- 間違いない楽曲を流してくれる
- 普段聞かないような楽曲をチョイスしてくれるから自分の幅が広がる
- アーティストがどこでテンション上がるのか知れる→音楽の楽しみ方が増える
- アルバムで聴く楽しさを知れる
などがあります。
私もこのラジオを聴き始めてから、聞く音楽の幅が広がって、より音楽を楽しめるようになりました。
入眠剤としても優秀なので、1日の終わりに布団の中で聴けば素敵な30分を過ごすことができますよ。
インタビュー動画:McGuffin
小袋成彬の頭の回転の速さと、人生楽しんでこうぜ、音楽最高〜のバイブスがビシビシ伝わってくる動画。
話めっちゃ面白いですよね〜
くぅ〜俺もこんぐらいのノリとスピード感で人生楽しまねば!!
おすすめ曲1:Lonely One feat. 宇多田ヒカル
そろそろ楽曲を紹介したいと思います。
宇多田ヒカルとコラボしたこの曲は、いわゆるAメロ→Bメロ→サビが分かりづらく、1回聞いただけではうまく飲み込めません。繊細なメロディーで、小説読んでいるような気分になります。「音楽的」とでも言うのでしょうか。
めっちゃ難しい曲だと思いますが、この曲を作った点、歌いこなしている点から、彼の音楽センスの磨かれっぷりが伺えます。
ちなみに彼が曲を作り始めたのはたしか20歳ぐらいからなので、小さい頃から音楽の教育を受けてきたタイプではありません。もともと歌は上手かったらしいですが、後天的に努力で獲得したものが多いのかと。(だからセンスがある、ではなく磨かれている、と書きました。まぁ彼に限ったことではないと思いますが。)
分かりやすい曲ばっかり聞いて生きてきたので、これ聞いた時は驚きましたし、私の中の音楽の幅がメキメキと広がっていきました。
あと声が良いですよねぇ..宇多田ヒカルが惚れ込んだだけある。
おすすめ曲2:New Kids (小袋成彬,Kenn Igbi)
この曲は小袋成彬の中で一番好きです。
散歩しているときに、「待って、なんか今日空青くね」のところで空見上げたら、たまたまその時晴れていて、「あ、ほんとだ。」と思いました。
彼と楽曲を通じて話した気がして、新鮮でした。こんなこともあるんすね。
Kenn Igbiはアメリカ在住のインディーアーティストですが、おそらく日本語は全く分からないです。そう言う海外アーティストと組んだ時、がっつり日本語で歌詞書いちゃうあたりが面白いですよね。
おすすめ曲3:門出
この曲が2番目に好きです。常にアクティブに動き回ってる彼にも、ふと立ち止まることがあるんですね。
この曲聴いて、「確かに俺も結構歳だよなぁ、親孝行するかぁ〜」となりました。
小袋成彬の曲って、音楽性高くて芸術として鑑賞することもあれば、会話できるぐらい身近に感じることもできるのが、面白いところなんですよね。
その他オススメの曲
アルバムが2つあります。
- 分離派の夏(E.Primavesi、Summer Remins Me、門出、が好きかなぁ)
- Piercing(圧倒的New Kids、In The End、Snug、Love The Pastも好きです)
アルバムを通して聴いて欲しいです。特に分離派の夏は。
最後の「愛の漸進」に向けて、そこまで一つ一つの曲を丁寧に作り込んで配置しているのが、分かるからです。
どちらも聞き応えあるアルバムで、普段トレンドな曲しか聞かない人にとっては一筋縄ではいかないと思いますが、その分楽しめますよ。
音楽の幅をジワりと広げたい人にはおすすめです。
分離派の夏は全曲のプロデュースを宇多田ヒカルがつとめています。「この人の声を世に送り出す手助けをしなきゃいけない――そんな使命感を感じさせてくれるアーティストをずっと待っていました」だと。
分離派の夏はこのインタビューを読みながら聴くのがおすすめです。
以上、音楽性、人間性、思考回路など、あらゆる方向で聴く人の幅を広げてくれる小袋成彬の紹介でした!
それでは!